藤井竜王、広瀬八段…… 混戦、6人に名人挑戦の可能性残し最終戦へ

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北野新太 佐藤圭司 黒田健朗
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 将棋の渡辺明名人(38)への挑戦権を争う第81期名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の8回戦全5局が1日に指され、藤井聡太竜王(20)と広瀬章人八段(36)が6勝2敗で首位に並んだ。6人に挑戦の可能性を残す最終9回戦は3月2日に指される。

名古屋

研究パートナーとの対局

 他の結果に関わらず、残り2戦に連勝すれば初の名人挑戦を決める状況だった藤井は、名古屋将棋対局場で永瀬拓矢王座(30)との一局に臨んだ。宿敵であり、研究パートナーでもある両雄が初めて順位戦で激突した。

 戦型は両者が得意とし、事前研究の深さが問われる角換わりに。先手の永瀬は磨き上げた計略あり、と無言で語るように、昼食休憩まで3分しか持ち時間を消費せずに指し進めた。

 局後の藤井が「どう指せばい…

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