厄よけ願い駆け抜ける 大分の臨済寺で火渡り 「熱い!」の声も

奥正光
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 厄よけで知られる大分市永興1丁目の臨済寺(秦順照住職)で28日、恒例の厄よけ行事「火渡り」があった。護摩木を焼いた後の炭火の上を参拝者らが素足で歩き、無病息災や家内安全をなどを願った。

 読経が響く中、炎がおさまった護摩木の炭を行者が竹などを使ってならし、長さ3メートルほどの通り道をつくった。炭は所々まだ赤い状態。秦順恵副住職や行者が素足で歩き、その後に参拝者らが続いた。表情一つ変えずに歩く人もいれば、一気に駆け抜ける人も。「熱い!」「熱い!」という声がもれた。火渡りは現在の住職が1976(昭和51)年に復活させ、40年以上続いているという。

 大分市立松岡小学校2年の松井陽奏(ひなた)君(8)は「走って渡った。熱かった。今年1年、元気に運動をがんばりたい」と話していた。(奥正光)

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