調布陥没事故、住民団体「生活脅かされる」 地盤補修で住宅解体へ

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狩野浩平
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 2020年10月に東京都調布市で起きた東京外郭環状道路(外環道)のトンネル工事による陥没事故をめぐり、現場周辺の住民団体が24日、記者会見し、工事で緩んだ地盤を補修する東日本高速道路(NEXCO東日本)による工事について住民説明が不十分だと批判。協議の場を求めた。

 団体は「外環被害住民連絡会・調布」。補修工事やそれに伴う住宅解体工事による粉じんや騒音の被害、地盤の損傷を懸念し、同社に説明を求めてきた。連絡会によると、解体対象の住宅約40軒の少なくとも半数以上が居住中といい、「十分な説明がないままの工事強行で住民の生活が脅かされることは避けられない状況だ」と訴えている。

 同社は、事故現場周辺の地盤補修のため、地中にコンクリート柱(高さ約40メートル)を多数置く工事を予定。対象区域などの住宅解体に今月、着手した。

 陥没現場から20メートルほ…

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