中部国際空港工事巡り入札情報漏洩か 元国交省港湾事務所長らを逮捕

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 中部空港愛知県常滑市)の沖合に建設予定の新たな滑走路工事を巡る入札情報を漏らしたなどとして、愛知県警は24日、国土交通省名古屋港湾事務所の元所長・藤田亨(60)と採石業者「丸昇石材」(三重県尾鷲市)の元会長・小倉章弘(65)の両容疑者を官製談合防止法違反などの疑いで逮捕した。

 捜査関係者によると、問題の工事は常滑沖の一部を埋め立てる際に必要な捨て石(100万立方メートル)の調達事業。2021年2月に一般競争入札が行われ、丸昇石材が計約69億円で受注した。応札したのは同社だけだったという。

 県警は、多額の国費が投入される中部空港の工事の入札を巡って官財の癒着があったとの情報を把握。工事を発注する名古屋港湾事務所側が石材調達の入札で不正をはたらいた疑いがあるとみて、捜査を続けていた。

 昨秋以降、県警は中村署を拠…

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