調布陥没事故、停止したシールドマシンはいま… 住民の要望で初公開

狩野浩平
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 東京外郭環状道路(外環道)の地下トンネル掘削工事で東京都調布市の市道が陥没した問題で、東日本高速道路(NEXCO東日本)は13日、現場付近で停止中のシールドマシン(掘削機)を、周辺住民と報道陣に初めて公開した。14日も別の住民40人に公開する。

 シールドマシンは陥没現場から北に100メートルほどの地点で止まっている。2017年2月、東名高速の東名ジャンクション(世田谷区)から北西に向かって発進し、4・4キロ掘り進んだが、20年10月に陥没が起きて工事は中断していた。

 以前から「トンネル内で異常は起きていないのか」という声が住民にあり、NEXCOは内部の安全対策が整ったとして公開した。報道陣と希望する住民向けで、13日は住民8人が報道陣とは別にNEXCOの案内でシールドマシンを見た。同社の担当者は「トンネル内で漏水などは起きていない。陥没の影響はないと考えている」と話した。(狩野浩平)

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