公認会計士じゃないのに「会計士」記載 大手含む18監査法人で判明

稲垣千駿
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 日本公認会計士協会は26日、大手を含む計18の監査法人が、会計士登録されていない人物を会計士として監査関係書類などに記載していた、と発表した。数十社が有価証券報告書を訂正する必要があるという。悪質性はなく監査の有効性にも問題はないとしているが、協会は今後処分を検討する。

 いずれも会計士を補佐する「監査補助者」を会計士と記載していた。大手のトーマツ、EY新日本、あずさ、準大手の太陽では、本人が誤記載を認識していた。会計士試験に合格後、登録に必要な手続きが終わる前に、会計士の名刺を使っていた事例もあるという。

 7月にトーマツで誤記載が判明し、協会が調査していた。茂木哲也会長は「非常に重い問題で、おわび申し上げたい」と話した。(稲垣千駿)

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