病院へのサイバー攻撃、リモート操作許し被害拡大か 3病院にも影響

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華野優気 編集委員・須藤龍也
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 大阪急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)へのサイバー攻撃に関連し、連鎖して攻撃を受けた社会医療法人「生長会」(堺市中区)のシステムを利用する三つの病院にも影響が及んでいたことがわかった。このシステムは他にも複数の医療機関が使っており、影響はさらに広がる恐れがある。

 3病院は大阪警察病院と湯川胃腸病院(いずれも大阪市天王寺区)、堺市立総合医療センター(堺市西区)。いずれも取材に認め、診療に影響は出ていないという。

 大阪急性期・総合医療センターを含む4病院は生長会が運営する給食提供サービス「ベルキッチン」を利用しており、患者の病院食を発注するシステムを病院内に置いている。10月31日以降、このシステムがランサムウェア(身代金ウイルス)によるサイバー攻撃を受けて停止している。

届かなかった30人分の昼食

 堺市立総合医療センターによ…

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