米空軍、新型戦略爆撃機B21を公開 核兵器も搭載可、対中抑止狙い

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ワシントン=清宮涼
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 米空軍は2日、新型の戦略爆撃機B21を初めて公開した。米国防総省によると、米軍が新たな戦略爆撃機を導入するのは30年以上ぶりとなる。数年以内の実用化を目指す。核戦力を強化する中国などへの抑止力を高める狙いがある。

 B21は米防衛大手のノースロップ・グラマン社が2015年以降、米空軍と開発してきた。同社は、世界初の第6世代の戦略爆撃機だとしている。米空軍や同社によると、通常兵器のほか核兵器を搭載できる長距離爆撃機で、ステルス性が高くレーダーに映りにくいのが特徴だ。第2次世界大戦中の1942年に米軍が日本を空襲した作戦にちなみ、「侵入者」を意味する「レイダー」と名付けられた。

 戦略爆撃機は、大陸間弾道ミサイル(ICBM)、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)とともに、米国の核戦力の中核をなす存在だ。米ソの冷戦時代には戦略爆撃機の開発が続いてきた。

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