三笘薫のドリブルはなぜ抜けるのか 秘密は「初速」と「上体」にあり

有料記事森保ジャパン

堤之剛
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 その左足が、世界中のニュースを駆け巡った。

 1日(日本時間2日)のワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグのスペイン戦。

 後半6分。決勝ゴールに結びついた、ゴールライン際ぎりぎりのあのクロスだ。

 サッカー日本代表のMF三笘薫(ブライトン)は笑った。

 「もう1ミリ、(ラインにボールが)かかっていればいいなと。(得点が)入ったあとはちょっと足が長くてよかったなと思いました」

 スペインを苦しめたのは、この美技だけではない。

 第1戦ドイツ戦から再三繰り出している25歳の代名詞。

 ドリブル。

 世界と対峙するために、磨いてきた。

 ピンと背中を張る。

三笘のドリブルに隠された「秘密」とは?

 必ず、ボールは右足の小指の前に置く。

 「1対1には自信がある」

 勝負をかける合図。

 背筋を伸ばし、左サイドでパ…

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