明治のレンガアーチ橋は語る 碓氷峠を越えた鉄道、開いた近代化

有料記事いいね!探訪記

文・上原賢子 写真・嶋田達也
[PR]

 ひらり、また1枚ひらり。やわらかい日差しのなかを、ゆっくり落ちていく黄色の葉。追いかけてトンネルを抜けたら、そこは高い、高い橋の上だった。峠の鉄道が通った道。

 山道を車で上って行くと、赤茶色の巨大な橋が現れた。大きさに「おお~」と声が出る。4連アーチの「碓氷(うすい)第三橋梁(きょうりょう)」、通称「めがね橋」(群馬県安中市)。長さ91メートル、高さ31メートル。200万個以上のれんがで造られている。

 脇の120段ほどの階段を上って、橋の上へ。訪れたのは11月上旬。周囲360度、紅葉が広がった。「いま立っているところには、1963年まで列車が走っていました」。市観光機構の職員、上原将太さん(31)が言う。

記事後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や会員登録すると応募できるプレゼントもあります。12月4日(日)締め切り

 1893(明治26)年、群…

この記事は有料記事です。残り1072文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら