西洋からくり人形の博物館が開館 「夢のまた夢」実現した夫婦の流儀

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太田原奈都乃
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 山口市にこの秋、国内では珍しい「オートマタ」(西洋からくり人形)の博物館がオープンした。原田和明さん(48)が会社勤めを辞め、専業作家に転身してまもなく20年。二人三脚で歩んできた妻のめぐみさん(48)との「夢のまた夢」をかなえた場所だ。

 博物館「ミュゼ・オートマトン」は同市秋穂東の海沿いに立つ。1階に手作りの木製ゲーム、2階にガラスケース入りのオートマタが20点ほど並ぶ。

 センサーに手をかざすとハンドルが回り、歯車が動く。詩人・中原中也が酒に酔い乱れる「或(あ)る中也」、台を回り続ける壺(つぼ)は物思いをしているようで「思う壺」。言葉巧みで笑いを誘う作品ばかりだ。

 20年前は印刷会社に勤めて…

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