鬼伝説の山、場所知られてない? ネット検索を分析して分かったこと

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滝川直広
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 鬼伝説が伝わる大江山は、どこにあるか? 京都と答えておけば、一応は正解だ。では、どの自治体にあるか? それがあまり知られていないという推測が、インターネット検索で使われた言葉の分析から導き出された。地元自治体は、より一層のPRに努めたいと意欲を見せている。

鬼滅の刃」の大ヒットにも便乗

 大江山は、鬼の頭目、酒呑童子(しゅてんどうじ)の拠点だったと言い伝えられている。百人一首の有名な和歌「大江山いく野の道の遠ければ まだふみも見ず天の橋立」でも知られる。

 実は、ひとつの山ではなく、福知山市宮津市与謝野町にまたがって連なる幾つもの山の総称。国土地理院によると、最も高い千丈ケ嶽は標高832メートルで、山頂は福知山市と与謝野町のほぼ境界線上にある。福知山市によると、三角点を示す標柱は同市側に置かれているという。

 市内には「日本の鬼の交流博物館」があり、今年、入館者が累計50万人を超えた。市は昨年、アニメ「鬼滅の刃(やいば)」の大ヒットに乗じて、2月2日を「鬼鬼の日」としてオンライン上で「鬼鬼祭」も企画するなど、大江山の鬼伝説を前面に打ち出した地域発信に取り組んでいる。

「福知山」と合わせてよく検索されるのは…

 それなのに大江山の位置が知…

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