北陸新幹線、新大阪までの延伸「来年度に着工を」 首長や議員ら気勢

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野口陽
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 北陸新幹線福井県敦賀市から大阪市まで延伸させる計画について、推進派の沿線自治体の首長と国会議員、経済団体トップらが24日、東京都内で集会を開き、政府与党に来年度の着工を求めた。今後は国の来年度予算に関連の事業費が計上されるかどうかが焦点となる。だが計画ルートの一部では反対の声も上がっており、国などによる丁寧な説明が求められそうだ。

 国会にほど近いホテルに国会議員や知事らがずらりと顔を並べた。「なんとしても来年の4月には着工していただけるものだと思っている。政府は重く受け止めていただきたい」。あいさつに立った福井県選出の自民・高木毅衆院議員は力を込めてそう話した。

 開かれたのは「北陸新幹線(敦賀・大阪間)建設促進大会」。関西などの8府県と4政令指定市で構成する関西広域連合関西経済連合会などが主催し、国土交通省JR西日本などを含め約150人が出席した。大会では、与党が求める来年度当初の着工や、環境影響評価(アセスメント)を丁寧かつ迅速に進めることなどを決議した。

 北陸新幹線は金沢―敦賀間が2024年春に開業する予定だ。国の整備計画では、路線をさらに延ばし、福井県小浜市付近や京都駅を経て新大阪駅につなぐことになっている。

 出席した議員たちは、その意…

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