「年内入試」さらに増加へ 生徒も保護者も早く受験を終えたい理由は

有料記事

[PR]

 年明けの試験に向けて、お正月もクリスマスも返上して勉強――。大学入試のそんなイメージがますます崩れそうだ。今後10年間に、高校3年の12月までに行われる総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜(旧推薦入試)の募集人員を「増やす方向」の大学が3割にのぼることが、朝日新聞と河合塾の共同調査「ひらく 日本の大学」でわかった。学生の多様化をはかるとともに、少子化が進むなか、早めに学生を確保したい大学の現状がある。

 共同調査「ひらく 日本の大学」では、総合型・学校推薦型選抜について、今後5~10年の間に募集人員を増やす考えかどうか、大学に尋ねました。記事の後半では、その回答の理由について各大学の学長が記述した内容や、識者の分析を中心に背景に迫ります。

 私立で総合型を「増やす方向…

この記事は有料記事です。残り2288文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

  • commentatorHeader
    今村久美
    (認定NPO法人カタリバ 代表理事)
    2022年10月11日7時51分 投稿
    【視点】

    総合型選抜(AO入試)が増えることの是非については識者の方々に任せる。ただ、大きな意味で変えていかなければいけない視点の一つに、記事に出てくる高校の先生の「受験をめぐって苦労せずに早めに進路が決まると、目的意識を見失い、ただ漫然と時間を過ご

    …続きを読む
大学入学共通テスト 問題・解答・分析はこちら

大学入学共通テスト 問題・解答・分析はこちら

最新ニュース、時間割、受験生応援企画などをお届け。試験当日は問題と解答を速報します。[もっと見る]