「全国旅行支援」は12月下旬まで 年末年始は対象外の見通し

三輪さち子 松本真弥
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 観光庁は26日、旅行代金を補助する新たな観光支援策「全国旅行支援(全国旅行割)」を10月11日から12月下旬まで実施すると発表した。1日1泊8千円を上限に旅行代金の40%を補助し、平日は3千円、休日は千円のクーポンがつく。9月30日までとしていた「県民割」は、10月10日の宿泊分まで延長する。

 全国旅行支援は、旅行先が道府県内や近隣の地域に限られていた県民割とは異なり、全国に広がる。これまで県民割を実施していなかった東京都を出発地・目的地とする旅行も補助の対象になる。新型コロナウイルスの感染状況によって、都道府県ごとに実施しないという判断もできる。

 期間は「12月下旬」までとしているが、年末年始は含まれない見通しだ。観光庁は感染状況や旅行需要の動向をみて、終了時期を判断する。名称については、岸田文雄首相が22日に米ニューヨークで記者会見した際、「全国旅行割」と表明したが、観光庁は26日、「全国旅行支援」と修正した。

 水際対策も同時に緩和される。松野博一官房長官は26日の会見で「現在、国際線を受け入れていない空港について、準備が整い次第、受け入れを再開する」と述べた。現在、検疫体制が整い、国際線の受け入れが可能な空港は10空港にとどまっている。(三輪さち子、松本真弥)

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