現れた藤井聡太竜王に「気絶しそう」 倍率15倍、羽生九段と対局

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村瀬信也
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 将棋の藤井聡太竜王(20)=王位・叡王・王将・棋聖と合わせ五冠=と羽生善治九段(51)が23日、札幌市で行われた公開対局で対戦した。将棋界を代表する2人のスターの対決に、全国から駆けつけたファン約440人が熱い視線を注いだ。

 トップ棋士12人が早指しでトーナメントを戦う「将棋日本シリーズJTプロ公式戦」の2回戦。ステージ上で相対した両者は共に和服姿で、タイトル戦さながらの雰囲気の中、ギリギリの攻防が繰り広げられた。羽生九段の誘導で戦型は「横歩取り」になったが、67手で藤井竜王が勝つと、会場から拍手が湧き起こった。藤井竜王は「激しい展開になって判断がつかなかったが、結果的には踏み込んで勝ちに結びつけることができた」、羽生九段は「どこかで手を戻すことを考えるべきだったかもしれない」と話した。

 この日、会場では子ども向けの大会が開かれ、出場した子どもやその親ら約240人が対局を見守った。一般向けの観戦チケットは、定員200人に対して3千人を超す応募が全国から殺到。注目の高さをうかがわせた。

 北海道北見市の女性(35)…

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