里見女流五冠、悔やむ敗着「大事なところで…」 編入試験2連敗
女性初の棋士を目指している将棋女流棋士の里見香奈女流五冠(30)=清麗・女流王座・女流王位・女流王将・倉敷藤花=の挑戦は、もう後のない窮地に追い込まれた。22日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた棋士編入試験五番勝負第2局で、岡部怜央(れお)四段(23)に132手で敗れ、2連敗。終局後、里見女流五冠は痛恨の敗着を振り返り、次局を見据えた。
8月の第1局で徳田拳士四段(24)に敗れた里見女流五冠にとって、負けられない一局。先手で中飛車に構えると、後手の岡部四段に居飛車穴熊に組まれる対抗形の持久戦となった。
形勢互角のまま進行する熱戦。最小限の戦力で相手の堅陣を攻略する技術が求められる戦いを強いられた里見女流五冠は競り合いの中で勝勢を築いたが、思わぬ落とし穴が待ち受けていた。
玉頭に打ち込んだ93手目▲…
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