「知事の国葬参列中止を」 鹿児島で市民団体が申し入れ
加治隼人
安倍晋三元首相の国葬をめぐり、市民団体「憲法守ろう! ピースアクション」が16日に県庁を訪れ、公務として参列予定の塩田康一知事宛てに申入書を出した。国葬に反対の意思を示す▽参列を中止する▽県庁での半旗掲揚をやめる――ことを求めている。
ピースアクションは、国全体で弔意を表する国葬が、思想や良心の自由を定めた憲法に反するなどと批判。7、9月に鹿児島市中心街で市民計220人にアンケート(無記名の選択式)した結果、賛成12・7%、反対77・7%、わからない9・5%だったことを挙げ、「多数の県民が納得していない」としている。
塩田知事は「国の正式な行事なので参列する」と発言しているが、ピースアクションの呼びかけ人の柳誠子さんは「国会審議を経ずに決まったものを『正式な行事』とは認められない。様々な意見があるとご存じなら、なおさら県民の声に耳を傾けてほしい」と取材に答えた。(加治隼人)
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