ウーバーで大規模ハッカー攻撃か システムほぼすべて乗っ取られる?

サンフランシスコ=五十嵐大介
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 米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズが、ハッカー攻撃を受けたことが明らかになった。ウーバー広報は15日、「サイバーセキュリティーの事案に対応している。捜査当局と連絡を取っている」とツイートした。

 米ニューヨーク・タイムズ紙によると、ウーバー社内の多くのシステムが影響を受けており、社内連絡用のチャットサービス「スラック」が使えない状況という。同紙は、攻撃を行ったとする人物と連絡を取ったエンジニアの話として、ウーバーのほぼすべてのシステムが乗っ取られているとの見方を伝えた。

 ウーバー広報は、追加の状況がわかり次第公表するとしている。配車サービスへの影響については明らかになっていない。

 ウーバーを巡っては、2017年、ハッカーによる攻撃で顧客や運転手の個人情報約5700件が盗まれ、情報流出を1年以上にわたり隠していたことが明らかになった。米ブルームバーグの当時の報道によると、世界中の利用者約5千万人の名前やメールアドレス、約60万人の米国人運転手の運転免許証の番号などが盗まれていたという。(サンフランシスコ=五十嵐大介

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