フリーランス保護の新法、臨時国会提出へ 報酬額明示など取引適正化

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橋本拓樹
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 政府はフリーランスを保護するための法案を、今秋の臨時国会に提出する方針を固めた。フリーランスは立場が弱く、不利な契約を結ばされたり、契約がきちんと履行されなかったりすることが多い。新法では、仕事を発注する事業者に適切な報酬の支払いなどを義務づけて、取引の適正化を図る。

 法案の骨子を13日夜に公表し、市民からの意見募集(パブリックコメント)を始めた。

 フリーランスは、一人で事業を行う働き方で、2020年の政府の調査では国内に推計462万人いるとされる。法案の骨子では「業務委託の相手方である事業者で、他人を使用していない者」と定義づけた。

 法案では、フリーランスに業…

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    澤路毅彦
    (朝日新聞編集委員=労働)
    2022年9月15日12時4分 投稿
    【解説】

     フリーランスの保護としては、(1)取引関係を経済法で規制する(2)健康保険、年金など、リスクに対する保護を充実させる(3)ハラスメントを含めた安全衛生対策を充実させる(4)報酬、就業時間を規制する、といった論点があると思います。このうち、

    …続きを読む