「なぜ英国王が元首に?」 オーストラリア、女王死去後の議論に注目

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シンガポール=西村宏治
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 英エリザベス女王の死去を受け、英国王を国家元首とする立憲君主制を取るオーストラリアで、国王を廃止する議論に注目が集まっている。

 1990年代に「英国の影響から完全に抜け出るべきだ」などとして、君主を持たない共和制への移行が議論されたが、この時は国民投票で立憲君主制の維持が決まった。

 だが今年5月に就任したアルバニージー首相は共和制移行に向け、担当閣僚を任命。女王の死去で再び議論が盛り上がる可能性もある。

 「女王は、豪州が完全な独立国家になるための国民の権利を支援していた」

 豪州で共和制移行に向けた運動を続ける団体「オーストラリア共和制ムーブメント」は今月9日、女王の死去を受けた追悼声明に、こんな内容を盛り込んだ。

 英国の植民地だった豪州は1…

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