夫の早期退職でカツカツ生活に 美輪明宏さん「幸せとは? 考えて」

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悩みのるつぼ 相談者(50代女性)

 「ひとの人生、終わる時には、みんなトントン(差がない)」。若い頃、そう教わりました。何となくそうなのかなと思って生きてきましたが、最近になり「本当にそうなのだろうか?」と感じています。

 私は両親に愛されて何不自由なく育ちました。結婚願望は持ち続けていましたし、それなりにお付き合いをしていた人もいたにもかかわらず、結婚したのは結局30代半ばでした。

 32歳の時に職場で知り合った夫は悪い人ではありませんが、不妊治療にも通ったものの子どもに恵まれずに現在に至ります。また、夫は54歳で私の反対を押し切って大企業を早期退職し、4年が経ちました。負けず嫌いの夫は仕事が出来ましたが、ご機嫌とりがうまいイエスマンの同僚や、それを評価する上司に嫌気が差したようです。

 夫は現在、細々と仕事をしていますが、当時と比べて年収は5分の1。家賃を払うのが精いっぱいで、私がパートで食費などを賄っています。今の状態では夫婦でのんびり、おだやかな老後なんて絶対無理です。

 子どももなく夫婦2人なのに生活に必死で、若い頃に思い描いていた未来とはかけ離れています。そして、ふと思い出したのが「トントン説」。私は結婚するまで幸せだったから、今こんな生活なのでしょうか? 尊敬する美輪明宏さんは、どう思われますか。

回答者 歌手・俳優、美輪明宏さん

 結婚や子どもで幸せになるかは分からないものです。ご主人は大企業を早期退職されたのですね。54歳まで勤めたのは立派だと思います。

 サラリーマンにとって、お給…

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