教員の在校、1日平均11時間超 5割が「休憩0分」連合総研調査

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桑原紀彦 氏岡真弓
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 連合のシンクタンク「連合総研」は7日、公立学校教員の労働時間調査の結果(速報値)を公表した。出勤から退勤までの1日の在校時間は、平均で11時間21分。2015年の前回調査に比べて8分減ったが、高止まりの状況が続いている。

 調査は今年5~6月、全国の公立の小中高校と特別支援学校の教員を対象にインターネットで実施し、約9200人が回答した(回答率92・1%)。

 外部での会議や研修を含めた…

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    小室淑恵
    (株式会社ワーク・ライフバランス社長)
    2022年9月8日18時32分 投稿
    【視点】

    毎日3時間半残業して、帰宅してからまた1時間弱の持ち帰り仕事のある毎日、、。その状態の教員が、多様な子ども達に向き合って良さを伸ばす教育が、、、、出来るわけない!!! 労基法で労働時間の上限が設定されたことにより、民間企業の働き方改革

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    小熊英二
    (歴史社会学者)
    2022年9月9日10時29分 投稿
    【視点】

    1年前には「11時間休憩なし」で過労死寸前の教員の記事が出ている(出典1)。それが平均の在校時間だという。 4年前の記事(出典2)では、教員の長時間労働の要因として、 ①「アメリカで5人以上で行うこと(受け付け・授業・補習・休み時間

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