3年ぶり「うらじゃ」 鬼の化粧で躍動 岡山桃太郎まつり

吉川喬
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 「おかやま桃太郎まつり」が20日、岡山市中心部で始まり、派手な鬼の化粧姿の踊り手による「うらじゃ」が3年ぶりに開催された。21日には観客も参加できる「総おどり」が市役所筋である。

 うらじゃは、岡山に伝わる鬼神「温羅(うら)」伝説にちなんだ踊り。コロナ前の2019年は118団体6千人の踊り手が参加し、計56万人の観客が集った。コロナ禍で20、21年は中止となり、代替イベントが実施された。今回は感染リスクを考慮して企業の参加が減ったためか、52団体約2500人が2日間で参加予定。

 県内の大学生でつくる「岡山うらじゃ連 笑輝」も、岡山市北区の下石井公園などで舞台に立った。約70人が和柄模様が入り、前後で色合いの違う衣装を身にまとい、踊りを披露。ノートルダム清心女子大3年の清水花代表(20)はチームに入ってから同イベントに出演するのは初めて。チームでは大学3年が最上級生のため、最初で最後の大舞台となった。

 演舞後、清水さんは「ここで踊ることをずっと夢見ていた。手拍子する観客の顔を見ながら、自分たちも心から楽しめた」と満足げに語った。

 21日も同公園やイオンモール岡山など4会場で演舞があり、午後7時半から市役所筋で「総おどり」がある。このため、午後3時~同9時半に、市役所筋の幸町交差点~大供交差点(約550メートル)などが通行止めになる。(吉川喬)

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