コロナ「第7波」で舞台公演中止激増 のしかかる損失「存亡の危機」

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増田愛子
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 国内の舞台芸術界が、新型コロナウイルスの流行が始まって以来、最大とも言える危機に直面している。「第7波」が本格化した7月、公演中止件数が激増。8月に入っても終息の気配がない。キャンセル分の損失は、そのまま主催者にのしかかる状況で、「存亡の危機」との声も上がる。

 「6月5日以降、無傷のカンパニーは半分以下」「稽古中に陽性者が出て、8月公演も初日を延期した」「コストが増え産業として脆弱(ぜいじゃく)になっている」

 演劇の興行・制作会社や劇団など240団体超でつくる「緊急事態舞台芸術ネットワーク」が、1日に開いたシンポジウムでは、厳しい現状の報告が相次いだ。ネットワークの調べでは、7月に中止が発表された舞台は128公演計676ステージ。1~6月の1カ月平均の約4・7倍にあたる。

 舞台上では、マスクなしで会…

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