トルコ国籍のクルド人、初めての難民認定 「私以外の人にも希望に」

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平岡春人 田内康介
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 出入国在留管理庁がトルコ国籍のクルド人の男性(30)を難民に認定したことが、政府関係者への取材でわかった。全国難民弁護団連絡会議によると、トルコ国籍のクルド人の難民認定は初めて。

 男性の代理人の山田幸司弁護士によると、認定は7月28日付で、9日に証明書が交付された。難民認定まで8年あまりかかった男性は「長い闘いで力尽きそうだったが、正しさと法への信頼が維持された。実現された正義が私以外の人にとっても希望になることを願う」とコメントした。

 男性は2014年2月に訪日し、トルコではクルド人の迫害が相次いでいるとして同年4月と18年に難民認定を申請したが、いずれも退けられた。19年に不認定処分の取り消しを求めて札幌地裁に提訴した。

高裁は「拷問された」と認定

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