馬にまたがり駆けつけて「一番槍レース」も 築城400年の福山城

西本秀
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 築城400年を記念して改修した福山城(広島県福山市丸之内1丁目)の一般公開が今月28日に迫り、天守に入場するためのインターネット予約が始まった。混雑解消やコロナ対策のために、30分ごとに予約枠を設けているが、すでに初日分はすべて埋まってしまう人気ぶりだ。

 今回の改修で、往時の天守の北側の壁を覆っていた「鉄板張り」が再現されたほか、天守内の博物館は、デジタル映像を活用した体験型展示で地域の歴史を学ぶ施設に生まれ変わる。

 福山藩の初代藩主、水野勝成を紹介する展示には、馬の模型にまたがって戦場に駆けつける「一番槍(やり)レース」や、火縄銃の模型を使った射撃などを、ゲームのように体験できるコーナーを設ける。

 順番待ちが予想されるため、入場をネット予約制にした。公開翌日の29日以降は予約枠のほかに、30分ごとに10人の当日入場枠もある。その日の午前8時50分から先着順で1日分の整理券を配るという。

 一般公開が迫るなか、福山城に隣接するJR福山駅北口には緑地や花壇などを備えた広場も整備され、夜になると噴水がライトアップされている。駅前の福山元町通商店街には「祝 築城400年」と記された横断幕も登場し、機運を盛り上げている。西本秀

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