囲碁の伊田篤史九段が天元挑戦者に 「七冠の相手」の屈辱から6年

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北野新太
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 囲碁の第48期天元戦(新聞三社連合主催)の挑戦者決定戦が4日、東京・市ケ谷の日本棋院で打たれ、伊田篤史九段(28)が一力遼棋聖(25)に白番中押し勝ちし、関航太郎天元(20)への挑戦権を獲得した。

 棋聖を相手に序盤から主導権を握り、力強い打ち回しで完勝した伊田九段は「狙いのある自分らしい碁形でしたし、全局的に自分なりに打てました。挑戦手合の機会が回ってきたのは素直にうれしいです」と充実の表情で語った。

 7大タイトル戦の挑戦手合への登場は、2016年の十段戦以来6年ぶり4度目となる。「十段戦以降、結果に焦るあまり内容もよくなかったです。みんな強くなって、勝たなきゃいけない、という思いが強すぎて。目の前の碁に集中できていませんでした」

大勝負から遠ざかって6年。記事後半では「体力オバケ」という娘の育児をしながら、挑戦手合に臨む気持ちを語っています。

 若手の台頭を許し、大勝負か…

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