損保会社から「助かるはずなかった」 被害者遺族、是正求め意見書

有料記事

大山稜
[PR]

 交通事故の賠償金をめぐる民事裁判で損害保険会社側から心ない言葉をかけられる「二次被害」が横行しているとして、事故被害者の遺族らでつくる一般社団法人関東交通犯罪遺族の会(通称・あいの会)が26日、日本損害保険協会と業界を所管する金融庁に対し、指導の徹底などを求める意見書を提出した。

 意見書で同会は、損保会社側が裁判で「荒唐無稽な主張」や「遺族等の尊厳を踏みにじる冒瀆(ぼうとく)的な言動」をしていると指摘。具体的には、「助かるはずがなかった」として医療費の支払いを拒否したり、提訴まで時間がかかったことを「遅延金目当て」と表現したりしているといい、「大変な苦痛を受ける」と訴えた。

 その上で改善策として、金融…

この記事は有料記事です。残り234文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら