阪神電鉄の伝統車両「赤胴車」ライトアップ企画 武庫川団地で活用中

森直由
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 2020年6月に役目を終え、兵庫県西宮市武庫川団地内に置かれている阪神電鉄の伝統車両「赤胴(あかどう)車」の中で2日、ランプシェードをつくるイベントがあり、親子連れら約30人が参加した。9日午後6~8時に300個以上をともし、車内や隣の広場をライトアップする。

 この赤胴車は1974年製造の1車両で、全長約19メートル、台車を含めた高さは約4メートル。阪神本線や武庫川線を走り、クリームと赤の配色が特徴だ。昨年7月から地域のコミュニティーの場として活用されており、今回の企画は武庫川女子大生活環境学部の3、4年生8人がお披露目から1周年に合わせて提案した。

 この日は参加者が麻ひもや紙、割り箸を使い、ランプシェードをつくった。母と参加者した市立浜脇中2年の蔵野心結(みゆ)さんは「麻ひもを巻くのが難しかったけれど、きれいにできてうれしい。9日に明かりをともすのが楽しみです」と笑顔。企画のリーダーを務める大学4年の占野早苗さん(21)は「多くの方に赤胴車を見に来てもらい、武庫川団地の魅力を知ってほしいです」と話した。(森直由)

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