東の空に昇る赤い太陽に息をのんだ シーズン初日、快晴下の富士登山

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石平道典
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 富士山(標高3776メートル)が山開きした1日、山梨県側の吉田ルート山頂では、快晴の空の下で登山者がご来光を迎えた。2022年の富士登山は絶好のコンディションでの幕開けとなった。

 1日午前4時半ごろ、山頂の上空には雲一つない。そして、真っ赤な太陽が東の空から顔を出した。

 「今まで見た中で一番きれいなご来光。雲がなく、太陽が真ん丸のまま昇るのは初めて見ました」。富士登山が20回以上という横浜市の鏑木昌幸さん(64)は笑顔。ドイツから仕事で来日中のニコル・イェケルさん(48)は富士山に登るのが長年の夢だったという。ご来光を見て「ベリーナイス。一生のメモリーになります」と喜んでいた。

 山開きにあわせて、記者も富士山に登った。高山病に注意するため、こまめに水を飲み、マイペースを心がけた。今年は梅雨明けが早く、5合目では暑く感じたが、標高が高くなると肌寒くなった。

 1日は天候に恵まれ、山頂からだけでなく、富士五湖をはじめとする麓(ふもと)に広がる雄大な景色も楽しめた。

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