将棋・第3の公式拠点、名古屋に 藤井聡太竜王がテープカット→対局
東京都渋谷区千駄ケ谷の将棋会館、大阪市福島区福島の関西将棋会館に続く、日本将棋連盟の3番目の公式対局拠点として、名古屋駅前の高層ビル内に新設された「名古屋将棋対局場」(名古屋市中村区名駅)が22日、開場した。
47階建てビルの複合商業施設「ミッドランドスクエア」(高さ247メートル)の25階。トヨタ自動車名古屋オフィスの会議室フロア内の一室に85枚の畳が敷かれ、壁面には銀色のびょうぶが置かれ、対局室に模様替えされた。名古屋城などが一望できる「天空の対局場」だ。
今年度は、第81期名人戦・順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の全698局のうち100局が名古屋将棋対局場で指される予定。愛知県瀬戸市出身・在住の藤井聡太竜王(19)=王位・叡王・王将・棋聖と合わせ五冠=はA級順位戦9局のうち6局を名古屋で対局する予定だ。
名人戦の予選にあたる順位戦は5クラス(上から順にA級、B級1組、B級2組、C級1組、C級2組)があり、それぞれ6月に開幕する。来年3月まで9~12局戦い、昇級を争い、降級回避にしのぎを削る。
初日のこの日は2局。まず、A級1回戦で、藤井竜王と日本将棋連盟会長でもある佐藤康光九段(52)の対局。そして、B級2組1回戦で、佐々木慎(まこと)七段(42)と藤井五冠の師匠で名古屋市在住の杉本昌隆八段(53)が対戦。関東在住の佐藤九段と佐々木七段が名古屋に「遠征」した形だ。
これまでは対局の都度、東京…
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