カズワン運航会社「国にも事故の責任がある」 許可取り消しに不服

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 北海道・知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故をめぐり、国土交通省は14日、事業許可の取り消し処分に向けて運航会社「知床遊覧船」(北海道斜里町)から言い分を聞く聴聞を開催した。桂田精一社長は欠席し、代わりに提出した陳述書で「国にも事故の責任がある」と主張した。国交省は陳述書の内容などを踏まえ、近く正式に同社の事業許可の取り消しを決める。

 事故を受けた許可の取り消しは旅客船で初めて。取り消されれば、2年間は再び許可を受けることはできない。

 北海道運輸局によると、陳述書は13日に代理人が提出。桂田社長名で、取り消し処分について「知床遊覧船のみに責任があるとするのはおかしい」と不服を述べ、監督官庁である国にも事故の責任があると主張するものだったという。

 国交省は聴聞に桂田社長の出…

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