アマゾン配達員「荷物量が異常」、AIで決まる激務 労組結成の背景
片田貴也
クリック一つで手元に届く、ネット通販大手「アマゾン」の宅配。その荷物の配達を請け負う個人事業主のドライバーが、労働組合を結成しました。
個人ドライバーの多くはアマゾンとは直接契約を結んでいませんが、同社から配送指示を受けていることから、「使用者」としての責任があるとして、団体交渉などを求めています。
ネット通販の拡大で、荷物量が増えて、長時間労働にもつながっています。
現場で何が起きているのか。労組を立ち上げた2人に話を聞きました。
扱う荷物が急増、たまる疲労
神奈川県内の50代男性ドライバーは、2019年3月、アマゾンの2次下請けの運送会社と業務委託契約を結んだ。個人事業主なので、自分の車を使い、荷物の配送を担う。
この1年ほどで、扱う荷物の量が急増。働き方が過酷になり、疲労がたまるようになった。
昨年9月、危機感を感じるできごとが起きた。
記事の後半では、ドライバーの働き方の実態や、個人事業主が増えてきた社会的な背景を詳しく紹介します。
夕方6時ごろ、配達先の家の…
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