ロシアの侵攻によるウクライナでの戦闘状況を、日本の防衛省が注視している。情報を集め、攻防を詳しく分析することが日本の防衛の「教訓」につながるという理由からだ。情報の一部はホームページやツイッターでも発信している。
「インド・太平洋地域への影響も見据えながら、関連動向の情報収集・分析に努めており、可能な限り、共有していきたいと考えています」
防衛省のホームページにある「ウクライナ関連」のページには、そんな書き出しで様々な情報が掲載されている。5月31日には「ロシア軍は、ウクライナ東部ルハンスク州セヴェロドネツクの占領を企図し戦力を集中する一方、ハルキウ周辺ではウクライナ軍の反攻により後退しつつあるとの見方があります」と伝えた。
戦況を落とし込んだ地図や、投入された人員、発射されたミサイルの数なども日にちごとにまとめている。収集、分析したものの一部だ。
防衛省がこうした情報収集や戦…