首長竜の歯の化石を公開へ 道後温泉近くで発見、愛媛大ミュージアム

天野光一
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 松山市道後温泉近くで発見された首長竜と見られる歯の化石が、30日から愛媛大学ミュージアム(松山市文京町)で一般公開される。

 化石は松山市道後姫塚で2018年、愛媛大の学生が拾った石の中に埋もれていた。同大によると、約8千万~7400万年前のものとみられる。

 一般公開では、ミュージアム入り口のケースで展示。化石は長さ3センチ強で見えにくいため、デジタルスコープで拡大画像も表示し、歯の表面の細かい筋なども観察できるようにしている。併せて、首長竜が食べていたというアンモナイトの化石なども展示する。

 パネル展示もあり、首長竜の想像図や発見場所の姫塚の地層の仕組みなどが分かりやすく解説されている。大学院理工学研究科教授の堀利栄副学長は「子どもたちに夢を与える発見だと思う。実物を見てワクワク感を共有して欲しい」と話している。

 展示は来年3月31日まで。見学には同ミュージアム(089・927・8293)に事前連絡が必要。日曜・祝日休館。8月11~29日は他の施設に貸し出すため、非展示。(天野光一)

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