遠のくマイホーム ウッドショックに翻弄され「あの時決めていれば」

有料記事東京インサイド

江戸川夏樹
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 東京都江東区住宅展示場で、1人の男性が空を見つめていた。

 「こんなに運が悪いとはね。いや、決断できないのが悪いのかな」

 男性は40歳の会社員。パート勤めの妻(39)と中学1年の長女、小学4年の次女との4人で東京都内のマンションに暮らしている。

 3年前、23区内に土地を購入した。現在、長女と次女は8畳の同じ部屋を使う。

 長女が中学生になる日までに、別々の部屋を作ってあげたい。そして、世界で唯一無二の木造の一戸建てを建てたい。そう願っていた。

 だが、今も家は建っていない。

 始まりは2020年春、ハウスメーカーの言葉だった。

 「コロナでね、木材の値段が…

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