新婚さん、老朽団地に住みませんか 千葉市が1世帯に30万円補助へ

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重政紀元
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 千葉市は市内にある住宅団地の活性化策として、39歳以下の新婚カップルが対象団地に入居した場合、1世帯あたり30万円を補助する。高度経済成長期に林立した団地が老朽・高経年化し、住民の高齢化や空き家の増加が深刻になっていることが背景にある。

 対象の団地は、海浜ニュータウン(美浜区)にあるUR都市機構などの共同住宅団地や、県や民間が建設した戸建て住宅の団地のうち、地域面積が5ヘクタール以上で完成からおおむね40年が経過している24団地。

 補助が受けられるのは、今年1月から来年3月末までに婚姻届を提出した夫婦で、ともに39歳以下、世帯収入400万円未満。婚姻届がなくても市のパートナーシップ宣誓をしたカップルは対象となる。

 団地に2年以上居住する意思があれば、住居費(賃料や住宅購入費など)、引っ越し・リフォーム費用などとして30万円を上限に支給する。対象団地外からであれば市内からの転居でも支給する。従来の新婚世帯への支援策は市外からの移住だけが対象だった。

 制度を設ける背景にあるのは、市内の団地が抱える深刻な高齢化の進行と、空き家の増加だ。

 市の高齢化率が26・3%に…

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