厚生労働省は12日、新型コロナウイルスのオミクロン株の変異の系統「BA.4」「BA.5」を、国内の検疫で初めて確認したと発表した。いずれも、国内で現在主流のBA.2系統よりも感染が広がりやすいとの研究結果がある。
BA.4は、4月22日の南アフリカからの入国者から、BA.5は、4月29日のスペインからの入国者とザンビアからの入国者からそれぞれ見つかった。3人ともワクチンを3回接種していたという。
国立感染症研究所によると、BA.4とBA.5がもつ遺伝子変異は、多くがBA.2と共通している。感染した場合の重症化率が上がっていることを示すデータはないという。
ただ、感染力に関する京都大…
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