授業ストライキの和歌山南陵高、授業を再開 教職員への給料未払い

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国方萌乃 直井政夫
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 和歌山県日高川町の私立和歌山南陵高校で、教職員の給料未払いや就学支援金の不適切な扱いを理由に11日、教職員が授業をストライキした。当初、教職員は3日間のストライキを予定していたが、12日から授業を再開している。同校を運営する学校法人南陵学園(静岡県)から給料未払いなどについて説明するとの連絡を受けたが、日程は決まっていない。

 教職員側によると、4月28日に支払われる予定だった専任と非常勤の教師、事務職員計23人への1カ月分の給料が今月12日時点で支払われていないという。また、4月には生徒の学費を支援する「就学支援金」が国から支給されているのに、法人がその分の学費約2千万円を保護者に返金していなかったとして、県から指導を受けていた。法人によると、全額をすでに返金しているという。

 これまで教職員側は、南陵学園の小野和利理事長に対し教職員と保護者への説明を求めてきたが、十分に対応されていないという。今月10日にも説明会開催の申入書を理事長宛てにメールで送ったが、対応が不誠実だったとして、生徒への影響を考えながらもストライキに踏み切ったとしている。

 同校は11日、全校集会を開…

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