憲法の「原点」に立ち返った議論を 学習院大・青井未帆教授

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聞き手・北見英城
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 3日の憲法記念日を前に実施した朝日新聞社の郵送による全国世論調査で、改憲必要派が増える一方、9条は「変えないほうがよい」が多数を占めた。この状況をどう分析すればいいのか。憲法9条論が専門で、「憲法と政治」の著書がある学習院大の青井未帆教授に聞いた。

 今回の調査は、時代の空気をダイレクトに反映した結果といえる。ロシアによるウクライナ侵攻を受け、世論は漠然とした不安を感じているとみられる。ただ、そうした恐怖感と憲法改正の議論は分けて考えるべきだ。第2次世界大戦の歴史に照らしても、政治家は、国民の恐怖感を利用することは慎まなくてはならない。

 調査結果をみると日米安全保…

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