立憲と維新への投票層、憲法観の違いが浮き彫りに 朝日新聞世論調査
朝日新聞社は、憲法記念日と夏の参院選を前に、郵送による世論調査を実施した。参院選比例区で野党第1党の座を争うことになりそうな立憲と維新に焦点を当てて、それぞれの党を投票先に選んだ人たちの憲法観を分析してみると、①維新投票層の意識は自民投票層より改憲志向がやや強め②立憲投票層、共産投票層の意識はかなり重なる――ことが浮き彫りになった。
調査方法
全国の有権者から3千人を選び、郵送法で実施した。対象者の選び方は、層化無作為2段抽出法。全国の縮図になるように334の投票区を選び、各投票区の選挙人名簿から平均9人を選んだ。3月15日に調査票を発送し、4月25日までに届いた返送総数は1988。無記入の多いものや対象者以外の人が回答したと明記されたものを除いた有効回答は1892で、回収率は63%。
日本の憲法は全体として「よい憲法」と答えた人は、維新投票層では51%で、自民投票層の61%より少なかった。公明投票層は52%で、維新投票層に近い。一方、立憲投票層では69%、共産投票層でも7割近くを占めた。
今の憲法を「変える必要があ…
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