UFOの目撃相次ぐ山に「ふれあい館」 CIAの機密文書も…謎追究

荒海謙一
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 UFOの目撃談が昔から続いてきた場所がある。JR福島駅から南東に車で30分ほどの山、千貫森(せんがんもり)(福島市飯野町)。ミステリーに満ちた展示が並ぶ「UFOふれあい館」もある。本当にUFOは来るの?

 館内には、ボタンを押すと電子音を発して動くUFOや宇宙人の模型、UFOの目撃地点などの資料とともに、米中央情報局(CIA)の機密文書まで展示されている。収蔵資料は約4千点。うち約3千点は、三島由紀夫も会員だった日本空飛ぶ円盤研究会を設立し、UFO研究の第一人者といわれた故荒井欣一氏から譲られた。

 昨年6月には、超常現象を扱う月刊ムーとのコラボで、同館を拠点にUFO研究所が開設された。UFOの写真や動画を募り、自然現象などを考慮した独自基準で信憑性(しんぴょうせい)を判定する。担当者は「国内外から400点以上も届き、判定には1カ月以上かかる」とうれしい悲鳴をあげる。

 高さ462メートルの千貫森は強い磁場があるとされ、ピラミッドのような山容を持つ。それらがUFOを招き寄せるパラボラアンテナの役割を果たしているのではないか……。館内では、そんな説を紹介していた。

 UFOの謎を追究する同館は、地域おこしにも欠かせない。交流人口を増やそうと福島市や地元商工会などが後押しする。同館事務局長の菅野利男さん(71)はUFOを見たことはないが、存在を信じ、こう強調した。「ここには宇宙への夢とロマンがあります」(荒海謙一)

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