預金引き出し手作業で システム障害で地銀・ローソン銀ATM使えず

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小出大貴
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 複数の地方銀行で26日、ATMやインターネットバンキングが使えなくなるトラブルが起きた。ローソン銀行の一部のサービスも利用できなくなった。午後5時半現在も使えない状況が続いている。日本IBMが提供する共同システム上で障害が起きたことが原因とみられる。IBMのシステム障害の復旧とともに、各行が業務再開の手続きを進めているという。

 障害が確認された地銀は、めぶきフィナンシャルグループ(FG)傘下の常陽銀(茨城)と足利銀(栃木)、百十四銀(香川)、十六銀(岐阜)、南都銀(奈良)、山口FG傘下の山口銀(山口)、もみじ銀(広島)、北九州銀(福岡)の8行。いずれもIBMが2007年から運用を開始した地銀向けの銀行システム「Chance」を利用している。

 日本IBMによると、同日昼ごろ、このシステムを動かすサーバーがあるデータセンターの電源がダウンした。詳しい原因は分かっていない。電源は1時間ほどで復旧したが、銀行のシステムが使えるようにするには、各行ごとに再起動する必要があり時間がかかるという。ローソン銀のATMでは、同行の口座からの引き落としや、このデータセンター経由で処理する、ゆうちょ銀行とクレジットカード会社19社との取引などができなくなっている。

 多くの地銀にとっては、メガ…

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