メルカリに不正ログイン、Switchを購入容疑 フィッシングか

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大山稜 横山輝
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 フリーマーケットアプリ「メルカリ」に利用者を装ってアクセスし、人気ゲーム機を購入したなどとして、警視庁は、中国籍の大学生張天俊容疑者(23)=福岡市西区周船寺2丁目=を不正アクセス禁止法違反や詐欺などの疑いで逮捕し、23日発表した。容疑を否認しているという。

 同庁はメルカリ側が出したように装ったメールを利用者に送り付け、誘導した偽サイトでIDなどを盗み取る「フィッシング」の手口を使っていた可能性が高いとみている。メルカリは、偽のメールやサイトに注意するよう、アプリや自社サイトで利用者に注意を促している。

「メルカリ」の利用者をターゲットにしたフィッシングメールが、全国で相次いで確認されています。記事後半では、フィッシングに引っかかり損害を負ったメルカリ利用者の証言を紹介します。

 多摩中央署によると、張容疑者は昨年11月中旬、別の人物と共謀し、メルカリを装って利用者の男性(42)=東京都多摩市=にメールを送り、専用サイトにIDとパスワード(PW)を入力するよう要求。このIDとPWを使ってメルカリに不正にログインし、商品の配送先を自分の住所に書き換えた上で、別の男性(23)=鳥取県米子市=が出品した人気ゲーム機「Nintendo Switch」を5万6千円で購入し、詐取した疑いがある。

 警視庁は、張容疑者が昨年11~12月に約100件の荷物を不正に受け取り、少なくとも数百万円の被害があるとみて裏付けを進めているという。

 張容疑者らが利用者に送った…

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