県冊子で数字に矛盾 「偽装知ってた?」 アサリ偽装対応で疑念の声

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伊藤秀樹
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 外国産アサリの「熊本県産」偽装問題をめぐり、熊本県のかつての対応に疑念の声が上がっている。県自身が集計・公表している水産冊子で明らかな「矛盾」がありながら、今年2月まで本格的な偽装対策を講じてこなかったからだ。なぜ、矛盾は生じ、偽装はただされなかったのか。

 アサリをめぐる水産データで矛盾が生じているのは、県が毎年集計・公表している冊子「熊本県の水産」。平成以降の1989年から2020年までの発行分を調べると、県内のアサリの漁獲量と、大阪の市場での「熊本県産」の取扱量に、普通では考えられない「異変」が見つかった。

 約30年分の記録を追うと…

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