卒業生に似顔絵を贈って200人 長浜

松浦和夫
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 「絵を見て小学校時代を思い出してほしい」。東アジア交流ハウス雨森芳洲庵(ほうしゅうあん、滋賀県長浜市高月町雨森)の元館長、平井茂彦さん(76)が、地元の富永小学校を巣立つ児童に似顔絵を毎年贈っている。今春卒業する6年生12人にも1日に似顔絵を手渡した。これまで贈った児童は200人にのぼる。

 富永小で地域学習の非常勤講師をしていた2009年、子どもたちの卒業記念になればと描き始めたという。事前に6年生の顔写真を撮影。写真を見ながら画用紙に水彩画を描く。額に入れてプレゼントするので、自宅に飾っている家が多いという。

 1日に学校で平井さんから似顔絵を受け取った子どもたち。「前から楽しみにしていました」「こんなにうまく描いてもらってうれしい」などと感謝した。平井さんも「喜んでもらえて良かったです」と笑顔だった。(松浦和夫)

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