ウクライナ侵攻の前後から、ロシアの政権内の「異変」を示唆する情報が相次いでいる。プーチン大統領の孤立や、古巣の旧ソ連国家保安委員会(KGB)人脈を重用した「密室政治」のほころびを指摘する報道もあり、侵攻の行方を左右する可能性もある。
「我々はいまウクライナで、欧米がつくった汚い馬屋を掃除している」
ロシア国家安全保障会議のパトルシェフ書記は3月29日のロシアメディアの記事の中でこう強調した。
パトルシェフ氏はプーチン氏の信頼が最も厚い側近と言われる。政権を支える「シロビキ」(治安関係出身者)の一人で、1970年代の旧KGB時代からプーチン氏と親交がある。
プーチン氏「そんなこと聞いていない」 テレビ中継で高官批判
ボルトニコフ連邦保安局(F…
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