7歳次男を窒息死させた疑いで母親を逮捕 「何もしてない」と否認

大宮慎次朗 小寺陽一郎
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 小学1年の次男を窒息死させたとして、神奈川県警は20日、神奈川県大和市西鶴間3丁目、自称看護助手、上田綾乃容疑者(42)を殺人容疑で逮捕し、発表した。上田容疑者は「何もしていないです」と容疑を否認しているという。

 捜査1課によると、上田容疑者は2019年8月6日午前8時45分ごろ~午後3時ごろ、自宅アパートで次男の雄大さん(当時7)の鼻と口を何らかの方法でふさいで殺害した疑いがある。上田容疑者が119番通報し、雄大さんは搬送先の病院で死亡が確認された。司法解剖の結果、窒息死の疑いがあった。

 捜査関係者によると、上田容疑者は通報の際、「(雄大さんが)突然苦しみ始めた」という趣旨の話をしていたという。だが、遺体の状況と上田容疑者の説明に食い違う点があり、県警は複数の医師に意見を求めた。その結果、雄大さんに突然死するような持病はなく、雄大さんが何らかの力を加えられ殺害された疑いが強まったとして、逮捕に踏み切ったという。

 上田容疑者は同居する男性との間に、雄大さんのほかに三男もいたが、三男は数年前に1歳前後で死亡した。県警は三男が死亡した経緯も調べている。(大宮慎次朗、小寺陽一郎)

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