宇野昌磨、団体戦は自己ベスト発進「責任全う」 赤い衣装の理由は

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 北京五輪フィギュアスケート団体戦が4日始まり、過去2大会連続5位の日本は男子ショートプログラム(SP)で宇野昌磨(24)=トヨタ自動車=が105・46点の自己ベストを記録し、2位発進した。演技後の報道陣との主なやりとりは、次の通り。

 ――自己ベスト。振り返って。

 「体の状態に関してはキレはなかった。ただ、その中で、より自分を大きく見せようとかせずに、練習通り、このショートプログラムの構成であれば体にキレがなくても滑りきれると思っていたので、そういったところも冷静に演技ができた。なにより、試合という場で、練習通りの気持ちの持ちようで挑めたというのが、試合が今後の練習に生きる、そして、練習もちゃんと試合に生きた、と思う」

 ――ステファン(ランビエル)コーチがいなかった。気持ちの切り替えは。

 「ステファンコーチがいないことで、より練習通りといいますか。コーチという存在がいないと、もうひとおし、そういった部分が出てこないのかなと。ジャンプ以外の面で、もっと表現できたと言いますか、コーチがいたら、もっと試合で感情が入る。その結果、緊張して失敗した可能性もありますけど、でも、コーチは、もっともっと自分が成長していくには必要不可欠な存在」

 ――久しぶりに自己ベストを更新した。

 「105点という点数を見た時に、なにか取りこぼしているな、とは考えている。キレがなかったので表現力も伸びていませんでしたし、スピンも遅かった。ステップも落ちても仕方ないなというステップだったので」

 「間違いなく、練習というよりも、朝早い時間帯というところに、まだ体があわせきれていない。6分間練習の時からジャンプは跳べていましたけれど、スケーティングに重さを感じていた。そういったところを個人戦に間に合えばいいなと思う。また、動かなくてももっと自分の基準を上げる練習をこの大会が終わったらやっていけたらなと思う」

 ――丁寧に演技をしている印象を受けた。

 「動かないから動かそうと思ったら、絶対にうまくいかない。練習からも、そして今までの試合の経験からもそう思っていたので、動かなくなった時点で自分のベストな、納得のいく表現ができないのはわかっていた。ちょっと小回りする感じで、大きく体を動かしすぎずに滑っていた」

 ――赤い衣装だった…

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